ついにイケメン頼りか「まれ」74話
朝ドラ朝ドラ「まれ」((NHK 月〜土 朝8時〜)6月23日(火)放送 第13週「運命カカオ64%」第74話より。脚本:篠崎絵里子(崎の大は立) 演出: 川上剛
「蒔地。」とつぶやく圭太(山崎賢人/崎の大は立)がひたすら健気でかわいらしかった74話。
希(土屋太鳳)に共感できない!という視聴者も多い昨今、イケメンに頼る策に出たのでしょうか。
紺谷弥太郎(中村敦夫)と文(田中裕子)と圭太が横浜にやってきて、輪島塗と、マ・シェリ・シュ・シュのケーキがコラボをすることになります。
コラボに使う漆器を選ぶ希は独創的な発想を出しますが、常識に囚われている圭太は彼女を理解できません。
ひたすら自分が大切にしている蒔地の品をアピール。テロップで、蒔地→、蒔地→と強調しまくることでよけいに蒔地の地味さが強調されます。
最後の最後で希が、あってもいいかと妥協して、子犬のように嬉しそうな圭太に、能登の「とと楽」(女性がしっかりしているおかげで男性が楽できる)をまた思い出しました。
能登的にいえば、しっかり者の希と情けない圭太の組み合わせはお似合い。大輔(柳楽優弥)との三角関係は今週、決着つくんでしょうか。このままさくっと圭太をかませ犬にしてくれるなと祈っております。
圭太を「イケメン」と注目する陶子(柊子)。
大阪の一子(清水富美加)の女友達は彼に全然反応していなかったのは、文化の違い? それとも陶子がそれだけ飢えているのでしょうか。
もってる酒瓶をギリギリ握りしめたり、ガン!と大きな音をさせて置いたり、またしても類型的な怒りの表現でしたが、酒瓶を保護しているプチプチシートの音をプチプチさせるのはいいアイデア。
輪島塗を前にした大悟に「こんなに興奮してる大悟はじめて見た」と輪子(りょう)。
「この皿に俺様のケーキが」と興奮気味なところといい、天才のはずの大悟が、なんだか安っぽく描かれているような気がしてなりません。
大輔から、帰ってきたら希とつきあうかもと聞いたという美南(中村ゆりか)。
弥太郎が飄々として見えて背水の陣で展示を行っていると希に教える圭太。
ひそやかな思いがだだ漏れで、情緒がなさ過ぎではないかと思うのですが、ネット社会のいまに合わせているのでしょうか。
でも、このドラマはまだ2003年だから、いまほどなんでもだだ漏れが当たり前ではないですよね・・・。
(木俣冬)
エキレビ!にて月〜土まで好評連載中! 木俣冬の日刊「まれ」ビュー全話分はこちらから
いまひとつ視聴率が伸びないが、奮闘は讃えたい。NHK朝ドラ「まれ」おさらい(54話までを総括))
「蒔地。」とつぶやく圭太(山崎賢人/崎の大は立)がひたすら健気でかわいらしかった74話。
希(土屋太鳳)に共感できない!という視聴者も多い昨今、イケメンに頼る策に出たのでしょうか。
紺谷弥太郎(中村敦夫)と文(田中裕子)と圭太が横浜にやってきて、輪島塗と、マ・シェリ・シュ・シュのケーキがコラボをすることになります。
コラボに使う漆器を選ぶ希は独創的な発想を出しますが、常識に囚われている圭太は彼女を理解できません。
ひたすら自分が大切にしている蒔地の品をアピール。テロップで、蒔地→、蒔地→と強調しまくることでよけいに蒔地の地味さが強調されます。
最後の最後で希が、あってもいいかと妥協して、子犬のように嬉しそうな圭太に、能登の「とと楽」(女性がしっかりしているおかげで男性が楽できる)をまた思い出しました。
能登的にいえば、しっかり者の希と情けない圭太の組み合わせはお似合い。大輔(柳楽優弥)との三角関係は今週、決着つくんでしょうか。このままさくっと圭太をかませ犬にしてくれるなと祈っております。
今日の、気になる場面
圭太を「イケメン」と注目する陶子(柊子)。
大阪の一子(清水富美加)の女友達は彼に全然反応していなかったのは、文化の違い? それとも陶子がそれだけ飢えているのでしょうか。
今日の、小姑ツッコミ1 怒りの表現が
もってる酒瓶をギリギリ握りしめたり、ガン!と大きな音をさせて置いたり、またしても類型的な怒りの表現でしたが、酒瓶を保護しているプチプチシートの音をプチプチさせるのはいいアイデア。
今日の、小姑ツッコミ2 大悟が安っぽい
輪島塗を前にした大悟に「こんなに興奮してる大悟はじめて見た」と輪子(りょう)。
「この皿に俺様のケーキが」と興奮気味なところといい、天才のはずの大悟が、なんだか安っぽく描かれているような気がしてなりません。
今日の、小姑ツッコミ3 とにかくなんでもひとにしゃべり過ぎ
大輔から、帰ってきたら希とつきあうかもと聞いたという美南(中村ゆりか)。
弥太郎が飄々として見えて背水の陣で展示を行っていると希に教える圭太。
ひそやかな思いがだだ漏れで、情緒がなさ過ぎではないかと思うのですが、ネット社会のいまに合わせているのでしょうか。
でも、このドラマはまだ2003年だから、いまほどなんでもだだ漏れが当たり前ではないですよね・・・。
(木俣冬)
エキレビ!にて月〜土まで好評連載中! 木俣冬の日刊「まれ」ビュー全話分はこちらから
いまひとつ視聴率が伸びないが、奮闘は讃えたい。NHK朝ドラ「まれ」おさらい(54話までを総括))