環境対策の鍵となる“生ごみ”
![16日、経済産業省で開催された「第8回 生ごみ等の3R(リデュース・リユース・リサイクル)・処理に関する検討会」。(撮影:久保田真理)](https://image.news.livedoor.com/newsimage/d/3/dba0c3ca12dde4ac54-m.jpg)
具体的な政策手段として、「食品の食べ残し、売れ残りの抑制」「飼料・たい肥化してリサイクル」「燃料化、発電などのエネルギー利用」が挙げられ、「生ごみ自体の発生を抑えることが第一」と参加者の意見が一致した。また、それぞれの政策手段が広範囲にわたるため、「環境省と農林水産省の連携など、横のつながりを強化すべき」との声もあった。
農林水産省によると、2004年度の事業系の食品廃棄物などの年間発生量は、1140万トン。01年度と比較して外食産業でやや減少しているものの、食品産業全体として増加傾向にある。02年にバイオマス・ニッポン総合戦略が閣議決定されたことを受け、再生可能な産業資源として、食品廃棄物や家畜ふん尿が注目されるようになった。【了】