iPhoneの写真を消しても「空き容量が増えない」問題が勃発中!完全に「写真」を掃除する裏ワザ

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最新のiOS 8を搭載するiPhoneやiPadは、さまざまな便利機能が追加され、とても使いやすくなっている。
しかしながら、逆に「おせっかいとも言える便利機能」が追加されているのをご存知だろうか。
それは、写真や動画の1回では完全に消せない削除機能なのだ。

●本体容量を節約しようにも2回消さないといけない
iPhoneは外部のメモリーカードに対応していない。そのため、写真や動画の撮りすぎによる容量不足がまれに起こってしまう。

筆者のiPhone 6 Plus(64GBモデル)もそうだった。本体の残容量が1GBを切ってしまったのだ。
その原因は、写真や動画の撮りすぎだ。撮影したものだけで30GB以上も使っていた。

それらを消そうとして、不要な写真や動画をした。しかし、どうにも空き容量が増えていない。それはなぜか。

●「最近削除した項目」が手間を生んでいた
空き容量が増えない原因は、ひとつの便利機能が原因だった。その名は「最近削除した項目」である。
これは、間違って消してしまった写真や動画を30日間保存し、期間内であればいつでも復活させることができる機能。

間違って消してしまった画像であれば良いのだが、そうではない場合は、そう、消そうと思って消した場合には手間になってしまう。
画像や動画を消した!と思っても、実際には30日経たないと完全に削除されず、iPhone本体のメモリ容量も写真を消したのに増えないということになるのだ。

●まとめて削除する方法は2つある
必要のない画像や動画をさっくりと削除する方法は「パソコンがある」場合と、「パソコンが無い」場合の2つの方法がある。
そのどちらも手軽な方法なので、覚えておこう。

・パソコンがある場合はパソコンでまとめて削除できる

1・パソコンとiPhoneをLightningケーブルで接続する
2・iPhoneに「このコンピュータを信頼しますか?」と表示されるので、「信頼」をタップ
3・パソコンのフォルダに「Apple iPhone」という項目ができるのでクリックして開く
4・「Internal Storage」→「DCIM」→その中のフォルダをクリックして開いていく
5・中の写真や動画を移動や削除していく


これで完了だ。実はiPhoneは写真や動画であればUSBメモリのような使い方ができるため、iPhone内の写真や動画を取り出す、逆にiPhoneに入れるといった操作はパソコンと接続してしまうのがもっともカンタンなのだ。


パソコンで操作することで、まとめて選択やまとめて削除などの操作もしやすいというメリットがある。


・パソコンが無くてもまとめて削除可能
それでは、パソコンが無い場合はどうすればいいのだろう。実はこれもカンタンだ。

1・iPhone「写真」内の画像や動画を削除する
2・「最近削除した項目」に移動
3・画面右上の「選択」をタップ
4・画面下部(iPadは画面上部)の「すべて削除」をタップ


これだけで、いらない写真や動画を一気に削除することができる。
しかしながら、これらの方法は、削除後に復活はできないので、一気に消してしまうまえに必ず削除する写真を確認してから行って欲しい。


iPhoneだけでスッキリ掃除する場合は消したくない画像に注意しよう


最近、画像や写真を消しているけれども、空き容量が増えないなという人は、いちど「写真」アプリ内の「最近削除した項目」を確認してみよう。
もしかしたら大量の(削除したと思っている)画像が入っているかもしれない。


布施 繁樹