こんな症状があったら、即病院へ。見逃してはいけない脳卒中のサイン「ろれつが回らない」

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食生活の変化などが原因で、脳卒中の若年化が進んでいると言われています。

痛みを伴う心臓発作と違い、脳卒中の初期症状は痛みがありません。アメリカの医師であり、脳卒中の専門家ヘイディー・モワド氏によれば、脳卒中の30%が、初期の3週間では診断未確定のままになりえるという研究結果もあるそうです。

そのため、重症になる前に適切な処置を受けるためには、脳卒中の症状を知っておくことが大切です。

モワド氏は、About.comで、次のような症状が出たら脳卒中を疑い、すぐに病院へ行くべきだとアドバイスをしています。

■顔の片側、片腕、片手、または片方の脚が動かしずらい。

■まぶたが垂れる、ろれつが回らない。

■視覚の変化:ぼんやりと見える、物が二重に見える、目が見えない、部分的に見えない。

■バランス感覚がおかしくなる:歩いたり、手を使うことが出来ない。

■感覚の異常:麻痺、チクチクしたり、焼けるようにビリビリする感覚が、体の片側だけに起こることが多い。

■激しい頭痛、めまい−脳卒中の他、別の神経系の病気の可能性も。

■話せない−言葉が出てこない、人の言葉が理解できない

脳卒中には、脳梗塞や、脳出血など様々なタイプがあります。ダメージを受けている脳の部分によって、出る症状が違うことにも要注意です。

初期の症状では、緊急性が感じられず、見過ごしてしまうことが多いようです。少しでも異変を感じたら医師の診断を受けましょう。

また、症状が出ている時には、言葉で助けを求められなくなったり、本人の判断力も奪われてしまうことがあります。

周りの人が脳卒中のサインに気づき、救急車を呼ぶなど、素早い対応をすることが求められます。

How to Know if You are Having a Stroke
http://stroke.about.com/od/stroke101/fl/Dont-miss-stroke-symptoms.htm