角がある“ユニコーンマグロ”、釣り上げたら驚きの見た目にビックリ。

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広大な海には、まだまだ考えられないような生物がいる可能性を感じてしまうもの。先日も、オーストラリアの珊瑚礁近くの海で捕まえられたある魚が、大きな話題を呼んでいるようだ。

英紙デイリー・ミラーやデイリー・メールなどによると、64歳のキム・ハスケルさんは、生まれてずっと釣りを楽しんできたベテラン釣り師。その日は、兄弟のジェイミーさんと甥のクリストファーさんの3人で釣りに出かけたのだが、3人とも見たことがないような、驚きの魚を釣り上げてしまう。

早起きしてすでに何匹かのマグロを釣り上げていた3人だったが、このとき、クリストファーさんの竿には40キロはあろうかというイソマグロの手応えがあり、巻き上げてみると……。それは、額からまっすぐに突き出た角を持っている、まるでユニコーンのような魚だった。

魚を甲板にあげて、角のようなものを慎重に取り出してみたところ、それはカジキの種類に見られる長く伸びた上あご、「吻」であることは間違いないようだった。状況から見て数か月、ないしは数年の間突き刺さっていたとキムさんは推測している。

「主要な血管と脳組織を損なうことはなかったため、生きながらえることができたのだろう」

3人は動揺しつつもこの状況を写真に撮り、“ユニコーンマグロ”としてSNSに投稿。その後、魚を海へと放流することにしたのだが、“角”を取り除いた際に出血したため弱っており、血のにおいに惹きつけられたサメによって食べられてしまったという。

SNSなどではこの写真に対して多くの反響があり、「なんて神秘的なんだ」「新種に違いない」「フェイクだ」「カジキに刺され、口にフックをかけられ、最後はサメに食べられる…なんという一生だろう!」などなど、多くの意見が寄せられているが、多くの人は“ユニコーンマグロ”という響きを楽しんでいるようだ。