世界最速の“F1三輪車”でレースしてみた!
F1チームが作った最速の三輪車をご存知だろうか。「ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス」が作ったF1三輪車「ターボツイスト」だ。子ども用だが、大人が乗っても違和感がない。

リアウィングが生むダウンフォース(三輪車を下に押し付ける力)によって、高速でも車体が浮かない。さらに2本の排気管がついていて、ドリフト走行も可能だ。今回、このイギリス製の三輪車がどこまで速いのか試してみるため、次のように代々木公園でF1レースをしたのでご紹介したい。


日本では入手できず、今回特別にイギリスから輸入した。


対するのは、日本で普通に買えるF1三輪車だ。


もうすでに勝負がついている気もするが、気をとりなおしてやってみよう。

そして今回のF1三輪車レースの参考にしたのは、
F1を舞台にした映画『ラッシュ/プライドと友情』だ。
この映画は、1976年のF1世界選手権での、ジェームス・ハント vs ニキ・ラウダの宿命の対決とライバル関係を描いたもので、アカデミー賞監督ロン・ハワードによる感動のヒューマンドラマだ。2/7(金)より、 TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー、2/1(土)・2(日)で先行公開される。

そこで映画を参考に、ライバル関係にある小学生に来てもらった。
りっくん(左)は、モテモテのタツヤ(右)に激しいライバル意識を抱いている。

闘争心を燃やすりっくん。
タツヤは三輪車界の天才児で、「赤い三輪車」と呼ばれ恐れられている。


このようにドリフト走行もお手のもので、その華麗なテクニックで女性に大人気だ。

そして同じく、『ラッシュ/プライドと友情』の主人公の一人、イギリス出身のジェームズ・ハントも自由奔放な天才。常に女性に囲まれ、レース前日も酒を煽り、女を抱くことを常としている。一方で、レース直前には緊張から嘔吐するという繊細な一面もみせる。

そしてライバルのニキ・ラウダは「走るコンピューター」の異名を持ち、研究熱心で緻密なレース運びを得意とする。遊びまわるハントとは反対に、ストイックな生活を自らに課し、チャンピオンとしての品位を大切にしている。

そしてりっくんも、彼女はおらず、剣道を愛するストイックな男子で、日本の三輪車界を代表する選手だ。まったく正反対な個性を持つ二人が、レースでぶつかりあう。

代々木公園の次のコースを一周し、ついでにガンダム風の実況で中継する。


女子達の声援を受けスタート!

「りっくん、行きまーす!」
タツヤ「見せてもらおうか、日本車の性能とやらを!」


恐ろしいスピードで飛び出していく二人。意外にもりっくんがリードしている。


りっくん「日本の三輪車は伊達じゃない!」


タツヤ「それでこそ俺のライバルだ!」


ちなみにこのように、自転車にカメラをぶら下げて撮影している。