レアル・マドリーのジョゼ・モウリーニョ監督が火消しに動いた。15日のセビージャ戦で敗れ、「私にはチームがない」と述べ、火をつけた同監督。だが、チャンピオンズリーグ・グループリーグ第1節のマンチェスター・シティ戦を前にした会見で、モウリーニョ監督は「明日はチームがあるだろう」と、消火にかかっている。

セビージャ戦の試合後、モウリーニョ監督は「可能ならハーフタイムに7人を交代させたかった」と述べ、チームを批判した。だが17日、同監督は「私の責任だ。私が選手たちを攻撃したと誰かが思っているなら、当然のことを言っておく。責任者は私だ。勝つときは選手たちの功績であり、負ければ私の責任だ」と、標的を自分に変更している。

スペインでは、選手たちとの“衝突”は深刻な戦略的過ちと評する声が多い。マンCとのデリケートな一戦を前に、軌道修正が必要なのだ。

「私が間違っているかもしれないが、正直なところ、明日は気迫のある、コンパクトでソリッドなチームになってくれると思っている。何よりもまずチームを重視し、全員がお互いのために働くことを望むチームだ。全力を尽くし、個人的にも仕事的にも、気持ちの上でも、それぞれが最高のチームにね」

「大きな変更はしないだろう。それをするにしても、誰に対するシグナルでもない。単純に、とても難しく、素晴らしい選手ばかりのライバルと対戦する上で、ベストと考えるチームで臨むだけだ」