インドネシアツアー中のインテルのアンドレア・ストラマッチョーニ監督が、現状について次のように語った。

「マッシモ・モラッティ会長は6カ月にわたり、プリマヴェーラでの私の仕事をチェックしてきた。そして、アヤックスを下して優勝した『ネクストジェン』のファイナルを直接観に来てくれた。3月26日に私は彼のオフィスに呼ばれ、2時間の話し合いの末に、自分がインテルの新監督だと言われた」

「就任してからのリーグ戦9試合で、良いプレーを見ることができたと思う。そして我々は、モラッティ会長に約束していた最低限の目標を、1試合残して達成した。でも、今は先を見ている。イタリアのクラブがどこもそうであるように、我々は欧州の舞台でも競争力あるチームに戻るべく、全力を尽くしているところだ。インテルはすぐにトップへ戻る」

興味深いのは、FWジャンパオロ・パッツィーニに対する質問だ。地元記者にはそれぞれ2つの質問が許されていたが、一人の女性は「これまでのベストシーズンだったと思いますか?」と聞いたのだ。パッツィーニ本人を筆頭に、会場は大爆笑となった。

なお、2009年のミラノダービーで、ミランのウルトラに殴られて片目の視力を失ったインテルのサポーターが、21日に首つり自殺した。弁護士は男性の精神状態が最悪だったと明かしている。

「加害者側が支払うべきとなっていた損害賠償金14万ユーロ(約1400万円)を支払わなかったからだ。彼はそのお金で、治療のために国外へ行くことを望んでいた」