強烈なミドルシュートを武器に、かつてポルトガル代表でも活躍したMFマニシェが引退を発表した。現在34歳のマニシェは、引退後スポーツディレクターとしてキャリアをスタートさせる。『UEFA.com』が伝えた。

 マニシェは、1995年に母国のベンフィカでプロ選手としてデビュー。2003-2004シーズンには、ジョゼ・モウリーニョ監督率いるポルトでチャンピオンズリーグ制覇を経験する。その後、主力として中盤を支えたアトレティコ・マドリードや、チェルシー、インテルなどにも所属。昨年夏にスポルティング・リスボンとの契約を満了して以降は、所属チームのない状態となっていた。

 ポルトガル代表では52試合に出場し7得点を記録している。2006年のドイツ・ワールドカップにも出場、チーム最多の2ゴールを挙げる活躍を見せた。

 マニシェは自身のサッカー人生を振り返り、「世界でもベストのクラブで、偉大な選手たちのそばでプレーすることができた。偉大なコーチの指導も受けた。人生にはすべてに潮時があるんだ。達成感を感じているよ」と語っている。