ダービー敗戦のシャルケでラウール批判が噴出「彼はパスを出すべきだった」

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 日本代表DF内田篤人が所属するシャルケは、14日に行われたブンデスリーガ第31節のホームでのドルトムント戦で1−2と敗戦。ライバルとの“ルー ル・ダービー”に敗れたことで、チーム内から元スペイン代表FWラウール・ゴンザレスへの批判の声が上がった。ドイツ紙『ビルト』が報じている。

 同紙では、オランダ代表FWクラース・ヤン・フンテラールの試合後のコメントを紹介。「ラウールはパスを出すべきだったね。(ジェフェルソン)ファルファンと僕にはマークがいなかった。彼の目にはゴールキーパーが前に出ていると映ったから、ループシュートをしたんだろうね」と、チャンスで自身へのパスを選択しなかったラウールへの不満を露わにした。

 ドイツ代表DFクリストフ・メッツェルダーも、「彼は考えないでループシュートをした。あのシーンで2人の選手が空いていたことが見えていれば、もっといいプレーができていたよ」とフンテラールの意見に同調した。

 さらには、スポーツディレクターのホルスト・ヘルト氏も、件のシーンを振り返り、「2−0とリードを広げられたはずだった。ダービーでのスコアも違ったかもしれないよ」とコメント。ラウールが選択したプレーを悔やんだ。

 ラウールは、昨シーズンにレアル・マドリードからシャルケに移籍。今シーズンは、リーグ戦30試合に出場し14ゴールを挙げている。

[写真]=千葉格