ユヴェントスのサポーターが12日、ヴィノーヴォの練習場に駆けつけ、アンドレア・アニェッリ会長に対し、キャプテンのFWアレッサンドロ・デル・ピエーロとの契約を延長するように呼びかけた。

同日、ヴィノーヴォにはイタリア代表のチェーザレ・プランデッリ会長とイタリアサッカー連盟のデメトリオ・アルベルティーニ副会長が訪れたが、サポーターは彼らに対しても、デル・ピエーロをEURO12へ連れていくように呼びかけている。

一方、ジュゼッペ・マロッタGM(ゼネラルマネジャー)は、ミランMFジェンナーロ・ガットゥーゾの発言に対し、穏やかなトーンで返している。ガットゥーゾは、MFアンドレア・ピルロがミランDFアレッサンドロ・ネスタと電話でユヴェントス移籍について話したとことを批判していた。

「ガットゥーゾがピッチへ戻ってきたことについては、大きな愛情を伝えたい。それ以外について言うと、我々は選手たちにほかのクラブの選手たちとの交渉を任せたりはしないよ」

「ピルロが彼らに連絡をしているか? 元ミランの選手だから、おそらく話はしているだろう。話をするのと、交渉をして、移籍へ導こうとするのは別物だ。それは我々のやり方ではない。我々は違うやり方で動く。去年もピルロに対してそうだった。ピルロのところにたどり着いたのは、ミランと正しく話をしてからだ」

なお、英『デイリー・ミラー』は、ユヴェントスがマンチェスターDFネマニャ・ヴィディッチ、チェルシーFWフェルナンド・トーレスという2人のビッグネームを、アントニオ・コンテ監督にプレゼントするつもりだと報じた。少なくとも6000万ユーロ(約64億円)を要する取引だが、簡単にはいかないだろう。