MSN産経ニュースが1日に報じたところによると、静岡市がプロ野球球団創設に向け、4月に新部署を立ち上げる方針を決めたようだ。田辺信宏市長が、定住人口増加のために企画したもの。市民意識の調査費なども含め、平成24年度当初予算案に数千万円を計上するという。

 静岡市の人口総数は714,122人(2012/1/24時点)と推計されており、1990年の739,300人をピークに減少傾向に歯止めがかからない。野球チームを創設することで、市外・県外への人口流出を少しでも食い止めたい狙いがあると思われる。しかし静岡は本来サッカーの街としての特色が強く、野球チームへの反響は未知数。加えて折からの不況の中、数千万もの税金を投じて調査を行なうことに、疑問の声も少なくない。

 ネット上では「誘致じゃなくて創設かよ」「ちゃんとNPBというかナベツネと連携取れてるのか?」「若い奴らは関心無いぞ」「中日があるからいらねーだろ」「静岡はサッカー一筋にしといた方がいいんじゃねーの」「野球好きな人間も既に特定球団のファンだから、創設とか全く意味ねえ」と、この件について概ね冷ややかな見方が広がっている。