バドミントン混合ダブルスで、ロンドン五輪出場を目指す、潮田玲子池田信太郎の通称“イケシオ”ペア。潮田と小椋久美子の“オグシオ”人気を引き継ぐ格好で北京五輪の翌年2009年に大きな注目のもと結成が発表されるも、以後、全日本選手権では2年連続で優勝を逃すなど、国内最強ペアと呼ばれながらも結果を残せず苦しい戦いが続いた。

だが、昨年12月の全日本選手権では、3度目の正直となる悲願の優勝。TBSのスポーツ番組「S1」(8日深夜放送)番組内「ターニングポイント」のコーナーでは、そんな二人の転機を伝えた。

番組カメラに向かって「勝負になってないから、やっている意味があんのかなとか。女子ダブルスやっていた方がよかったんじゃないかとか」と当時の心境を語った潮田は「信太郎さんも同じように感じていて、同じように苦しんでいるんだろうなって。そういう話はしてないんですけど、多分同じように苦しんでて、同じように感じているから、今は逃げちゃダメだっていうのは思っています」と話す。

また、パートナーの池田が「諦めたら終わりだって思っているし、やるからには一番上を目指したいし、それだけは前を向いて、前を向いてってお互い感じているところだと思う」と語れば、潮田も「とにかく今の実力とか自分の位置とか現実を受け止めて、もう一回やり直すじゃないけど、前向きに捉えるっていうことが大事」と話し、両者とも「前向き」という言葉を使い、これまでの戦いを振り返った。