素早いジャブを放つアルドに疲れはほとんど感じられない。ここでも懸命に組み付いていくケン・フロは、右ワキを差して、左足首を取りにいくが、アルドはここでも絶妙のバランス感覚で足を引き抜く。

ここで蹴りを狙ったケン・フロがバランスを崩して背中から落下。詰め寄ったアルドに対し、足関節を見せるも、強烈なパウンド受けてしまう。そのままマウントを奪取したアルドは、パンチ&エルボーを落とし、足を戻すケン・フロのシングルを潰していく。

バックは許さず立ち上がったケン・フロ。組み合いが続くとレフェリーがブレイクを命じる。残り1分、アルドもここで押し込みを見せ、勝利にこだわる姿勢を見せる。首相撲からワキを差し、ケージにアルドを押し込んだケン・フロは最後に打撃戦を仕掛けるも、王者のヒザが襲う。打撃戦にならなかったことで、大きなブーイングで終了した世界戦。バック転を見せて余裕の王者と、金網に頭を押し付けセコンドのフィラス・ザハビに肩を抱えられる挑戦者。対照的な試合後の様子を見せたフェザー級頂点を決める試合は、ジャッジ三者が49-46をつけ、アルドが3-0の判定勝ちを収めた。
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