ラツィオは18日のヨーロッパリーグ(EL)予選プレーオフ・ファーストレグで、本拠地オリンピコにラボトニツキを迎える。今季最初の公式戦は、ラツィオにとって特別な味わいの一戦となるだろう。彼らはELでできるだけ勝ち進むという目標を抱いているからだ。だからこそ、ラボトニツキとのプレーオフは、周囲が想像している以上に重要な試合なのである。

これほど強いチームを率いたことはないと認めているエディ・レヤ監督は、ミロスラフ・クローゼを1トップに起用し、その後ろにマウロ・サラテ、エルナネス、ジブリル・シセを並べるかもしれない。ポテンシャルで言えば夢のような攻撃陣が、最初の本当のテストに向かうこととなる。

ジュゼッペ・スクッリがひざの問題でストップしたため、サイドの代役として最初に挙がるのがサラテだ。移籍への用意がある同選手だが、もしも出場すればマーケットから外れることは避けられないだろう。だが、サラテがベンチにすら入らないという可能性もある。

レヤ監督は前日会見で、次のように話している。

「真剣な試合が始まる。我々は良い仕事をしてきた。相手はすでにEL予選のほか、リーグ戦3試合をこなしており、フィジカルコンディションで我々よりも先にいっている。あなどってはいけない。彼らはとてもよく守り、とてもうまくカウンターをしてくるんだ」

「クローゼとシセ? 彼らのコンビネーションを見たいね。彼らはお互いを補い合うんだ。クローゼはよりテクニカルで、シセはすごくうまくスペースを攻める。公式戦で彼らがどれだけやれるか、見てみよう。2人は素晴らしいポテンシャルを持っているよ」

レヤ監督は「サラテ問題」についても、次のようにコメントしている。

「彼は2日間、熱があったんだ。コンディションをチェックしてみるよ。それから招集するかどうかを決める。だが、今日から明日にかけて、上からマーケットに関して指示があれば、招集しないこともあるだろう」

「我々はELを戦うために苦労をしてきた。今は万全の戦いをしたいと願っている。まずはグループリーグに出場することだけを考えているよ。ラツィオには敬意を払われるにふさわしい歴史がある。残念ながらインテルに負けたパリでの(UEFAカップ)決勝のことを考えるよ。またファイナルまで進みたいと思っている。我々にはできるだけ勝ち進むという野心があるんだ」