日本代表のDF長友佑都(24)がインテルミラノへ電撃移籍した。冬季移籍期間の最終日である1月31日、セリエAのチェゼーナから昨季のクラブW杯優勝のインテルミラノへ移籍したが、契約は6月までのレンタル移籍である。移籍金は600万ユーロ(約6億6000万円)とみられている。

 世界のサッカーに関する米国のブログ「WORLD CUP BLOG」では、長友の移籍についてつづっている。

 筆者は、多くのファンが長友はチェゼーナより、もっと強いチームに移籍するのが妥当だと思っていたし、それがやっと実現したと感激した様子で語っている。インテルは声明で「アジアのチャンピオンがチェゼーナから移籍した」と述べ、長友を歓迎しているとつづっている。

 インテル移籍は長友が最高レベルのプレーをすることを示す大きな機会。残りのシーズンが、いわば長友にとって試されている期間で、そこで十分実力を発揮できれば、インテルで継続的にプレーできるか、さらにトップクラスのクラブに移籍できる。

 筆者は、長友がこのチャンスを利用して最良のプレーをすることを願っているとし、彼の活躍次第でインテルは6月以降、レンタル時の200万ユーロ(約2億2000万円)に加え、追加で400万ユーロ(約4億4000万円)をチェゼーナに支払うだろうと述べている。

 コメント欄には多数の好意的な意見が見られる。「長友がインテルでいいプレーをしてくれると期待している。攻撃の機会が増えれば彼のプレーはもっと光るだろう」といったコメントがつづられている。

 また、長友の契約金が才能に反して安いという声も多い。「600万ユーロで、長友を獲得できるなら有利な取引だ」といった声や、「ほかの移籍選手に比べて安すぎる」といった意見に加え、「残念なことに長友の才能に見合った価格でないのは、日本人選手がまだ認知されていないためだ。今後10年で日本人選手の実力に値する評価を得ることができる」といったコメントがつづられている。

 厳しい競争の中、挫折する選手も多いことから、適応できるかを心配する声も寄せられている。

 またほかにも「エリート集団に適応する最良の方法は、プレーが上達することとマネージャーをうまく使うこと。イタリアのプレースタイルに慣れる必要がある」といった意見や、「将来を期待された有望な選手が適応できなくて、期待はずれの結果を残したケースを見てきた。長友に同様のことが起こらないように願う。長友は困難を克服する忍耐強い性格なので、このタイプは成功すると思う」といった好意的な声が見られた。(編集担当:田島波留・山口幸治)



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