左より松井珠理奈、松井玲奈(SKE48、撮影:野原誠治)
 11月17日に4枚目のシングル「1!2!3!4! ヨロシク!」を発売した、名古屋市・栄を中心に活動するアイドルグループ・SKE48。同作は、前作「ごめんね、SUMMER」と前々作「青空片想い」で記録したオリコン週間ランキング3位を上回る、自身最高位となる2位を記録(119,913pt)。同作で期間限定ユニット“kinect(キネクト)”を結成し、“W松井”として同グループ内のエースの座を争う松井珠理奈と松井玲奈に、お互いに帯する印象についてなど話を聞いた。

――10月に初のツアーを終えてみて、感想としては如何ですか?

松井玲奈(以降、玲奈):本当に2年前に比べて沢山の方が応援して下さるようになったなと感じて。最後の神戸ではすごく大きなホールでコンサートさせて頂くことが出来て、「神戸というまだ行ったことのない土地で、果たして私達を観に来て下さる方がどれだけいらっしゃるんだろう?」って不安だったんです。でも、すごく憧れてたSHIBUYA-AXでコンサートが出来て、いつもやってるZepp Nagoyaで序々に盛り上って行って、最後に神戸国際会館が人で一杯になったので、すごく嬉しくて。2年間みんなで頑張ってきたのは、本当にすごく意味のあることだったなと感じたり。これからももっと頑張って行きたいなと思いました。

松井珠理奈(以降、珠理奈):タイトルにもある、「SKE48 汗の量はハンパじゃない」ということで、本当に毎回、自分的にもメンバーもすごく汗をかきながらコンサートだったり公演を行ってきたんですけど、今回のセットリストがやけに汗かく曲ばかりで、すごくビックリして。でも逆に今回、汗の量がハンパなくて、汗をかき過ぎてスッキリしました(笑)。

――新陳代謝が良くなった、みたいな(笑)。

珠理奈:はい(笑)。ツアーとして、東京とか神戸とか、普段あまり行わない場所でコンサートを行わせて頂いて。ブログのコメントとか、握手会とかで「すごく行きたかったけど、行けなくて残念」と言って下さる方がすごく多かったので。絶対に次はもっと多くの場所でコンサートをさせて頂いて、私達に興味がある方とか、私達を好きと言って下さる方の中で、私達のステージを観たことがない人がいなくなるくらい、コンサートだったり出張公演が出来たらいいなと思いました。

――現在、研究生含めて58名が在籍しますが、第4期生オーディションで新しく加入したメンバーを見て、感じることはありますか?

珠理奈:フレッシュ(笑)。

玲奈:新しい子が入ってくる度に改めて、初心を忘れちゃダメだなと感じて。神戸でのコンサートの時に、研究生の4期の子達は新しく2曲覚えてくれたんですけど、踊れるか不安で本番前に泣き出しちゃう子とかがいて。そういう姿を見てると、自分達も最初の頃は何回練習してもステージに立ってそれが出来るかどうか不安で、泣き出しそうになることもよくあったなって。今でもすごく緊張するんですけど(笑)、そういうのを思い出して、毎回すごくいい刺激をもらいます。やっぱり最初はみんな何も知らないし、何も出来ないんだなって感じて。全てのことに対して、出来ないからダメという訳じゃなくて、そこから学んでいくこともちゃんとあるという。当然のことをすごく勉強させてもらえた気がします(笑)。