オリックスは、韓国の中堅貯蓄銀行である「PUREUN(プルン)2相互貯蓄銀行」を買収する。プルン2の親会社PUREUN相互貯蓄銀行と株式譲渡契約を、2010年9月20日に締結。発行済み株式の約85%を取得する。出資額は約85億円になる。

   現在、韓国の金融当局への承認手続きを行っているところで、承認を経て株式を取得する。そのうえで、頭取(CEO)を含む経営幹部も数名を派遣して経営に参画する。

   プルン2はソウル市内に本店を置き、主に中堅・中小企業を対象に、事業資金や設備投資の資金などを融資している。総資産は6937ウォン(約494億円)、預金量5874ウォン(約418億円)。自己資本比率15.88%、不良債権比率5.68%と、財務の健全性は相互貯蓄銀行で上位クラスに入る。

   オリックスはすでに、韓国でリース事業や測定機器・情報機器のレンタル事業、投資事業などを手がけている。こられの事業にプルン2の顧客基盤を融合させて、韓国でさらなる顧客開拓を図る。成長の著しいアジア市場戦略の一環と位置づけている。

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