スペインは11日、南アフリカ・ワールドカップ決勝でオランダと対戦する。前日の練習は冒頭の15分間を除いて非公開となった。「サッカー・シティ・スタジアム」での記者会見に応じたビセンテ・デル・ボスケ監督は、フェルナンド・トーレスとペドロのどちらを起用するか、明らかにしていない(ペドロが有力と見られている)。同監督はオランダとのファイナルに向け、次のように語った。

「我々には23人の選手がおり、明日は全員がプレーできる。面白い2チームの対戦で、それぞれがここに来るのにふさわしかった。国王から何と言われたか? ここまでやってきたことを祝っていただいた。そして、明日の試合に向けて励ましてくれたよ。チームの成功が国としての結束につながる? 我々の選手たちはスペインの各地方から集まっている。団結の雰囲気が感じられるよ。その意味では、スポーツは助けになる」

「スペインもオランダもW杯に優勝したことがない。だから、プレッシャーは両チームにあるだろう。オランダが我々との対戦で戦い方を変えることはないはずだ。予定どおりにいかなかったときのプランBを用意しているか? もちろんさ。我々にはたくさんのオプションがあるんだ。だが、簡単に準備できる試合だよ。誰にもモチベーションを与える必要がないからね。私自身の気分? キックオフまでは落ち着いているだろうね。それからは変わるはずだ。でも、その冷静さがチームへの信頼を与えてくれている。(ヴェスレイ・)スナイデル? 特に彼を抑えるための特別なプランは用意していない」