南アフリカ・ワールドカップ(W杯)で屈辱のグループリーグ敗退に終わったイタリア。『ガゼッタ』電子版の試合記事には、多くのサポーターが怒りと落胆を爆発させている。特に標的となったのは、マルチェッロ・リッピ監督だ。以下、サポーターのコメントを紹介する。

「このチームにはうんざりだった。ユヴェントスの選手によるディフェンス陣は、リーグ戦で最も失点していた守備の一つだ。(アルベルト・)ジラルディーノにこだわって2試合をムダにし、(ファビオ・)クアリアレッラをベンチに置いた。(マウロ・)カモラネージには嫌気が差すし、(アントニオ・)カッサーノと(マリオ・)バロテッリは呼ばれなかった。リッピは2006年の勝利に酔いしれていろ。若手と(チェーザレ・)プランデッリにチャンスを」

「リッピはスキャンダラスだ。オレはずっと、ヤツがイタリアサッカー史上最も過大評価されている監督だと思ってきた。W杯の3試合でリッピは6回もフォーメーションを変えている。何にも分かってないんじゃないか?」

「なんて恥だ。リッピ、お前は国民の声を聞こうとしなかった。カッサーノ、バロテッリ、(マルコ・)ボッリエッロを残した…まったくありがとうよ!」

「敗退。恥、恥、恥だ。リッピ、お前はすべて間違った。世界に反発しただけだ。お前だけが何かを分かっていて、ほかのヤツらが何も分かっていないなんて、そんなことあり得ない」

「イタリア代表史上、最もごう慢で思い上がった、礼儀知らずの監督にふさわしい結末だ。ラッキーな06年だけで、あいつは去ったじゃないか」

「選手たちのことは残念に思う。だが、リッピについてはうれしいよ。うれしいね。ヤツはごう慢かつ横柄に、自分のサッカー観ばかりを頑固に続けたんだ」

「イタリア全体がマルチェッロという名の子供に納得しなければいけないなんてあり得るか?」

「リッピのことはうれしいね。ユーヴェへ行けよ。この尊大な監督は、自分にふさわしいものを受け取ったんだ。W杯に優勝し、神が降りてきたと思っていたヤツに、謙虚という教訓を」

「ごう慢極まりないリッピよ、全責任を負うなんかじゃ足りない。謝れ! 今の代表はこの40年間で最悪だ。招集しなかった選手たち、オレたち、優勝してもパレードカーに乗せないなんて言った人たちに対して謝れ。何がパレードカーだ? ほかの人の意見を聞けよ」

「リッピよ、どこにパレードカーは停めているんだ? ヴィノーヴォ(ユヴェントス練習場)か?」

「パレードカーって何時に通るの?」

「8歳のオレの弟でも、もっとうまく指揮をしていただろうな」

「さて、パソコンつけてサッカーゲームやるか。あれならイタリア優勝の希望もある(監督はリッピじゃなくてオレだしな)」