ロシアのメディアが、CL予選3回戦のスパルタク・モスクワ対セルティック戦を担当したドイツ人のヘルベルト・フェンデル主審を、セルティックに偏った笛を吹いたと批判した。
 大部数を誇るロシアのスポーツ紙、ソヴィエツキー・スポーツは「フェンダルにペナルティを」という見出しで、「フェンダルのミスにより、スパルタクがCL 本戦に進めない可能性がある。彼はスパルタクの"あきらかな"ゴールを認めず、さらにスコットランド人が4度ハンドをおかしたのを罰せず、我々にPKを与えなかった」と書いた。
 また、同点ゴールを挙げる前に一度ネットを揺らしながら、オフサイドで認められなかったパヴリチェンコは、「本当に頭に来るよ。あれはオフサイドじゃなかった」と激怒。
 もっともスパルタクのチェルチェソフ監督は主審について、「高いレベルにあり、多くの国際試合で笛を吹いてきた。それに私は自分の支配の及ばない人のことを裁くつもりはない」と話した。
 試合は1−1のドローに終わり、アウェイゴールを取ったセルティックがセカンドレグに向けて優位に立っている。