『ゲーム・オブ・スローンズ』脚本家、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ版製作に参加

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先日最終回を迎えたばかりの大河ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』(以下『GOT』)。原作を追い抜いた同作の脚本を手掛けてきたブライアン・コグマンが『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのドラマ版製作に参加することが明らかになった。米Varietyが報じている。

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J・R・R・トールキンの長編小説「指輪物語」を実写化し、アカデミー賞を17個獲得した映画シリーズ『ロード・オブ・ザ・リング』。その大ヒット映画をドラマ化するこの企画は、米HBOの『GOT』に対抗するつもりでプロジェクトを進めていると言われており、原作を追い越してしまった状態で『GOT』をこれだけ成功させたコグマンがコンサルトとして抜擢されたのは当然の結果かもしれない。コグマンは、ジョン・D・ペインとパトリック・マッケイと共に製作に携わることになる。この報道に関して、Amazon側からのコメントは発表されていない。

コグマンは、『GOT』のショーランナーであるデヴィッド・ベニオフとD・B・ワイスのアシスタントを務めていたが、同作に関する百科事典並みの知識を生かし、シリーズが進むにつれて脚本を手がけるようになった。原作者であるジョージ・R・R・マーティンが「第3のドラゴンの頭」とさえ評するコグマンは、原作を超え脚本を執筆。第八章の第2話「七王国の騎士」は、彼が手掛けた最後のエピソードだ。

ドラマ版『ロード・オブ・ザ・リング』については、まだ多くの情報が得られていないが、中つ国を舞台に映画版第1作目で描かれた「旅の仲間」以前のストーリーを描く、いわば前日譚となることが発表されている。ゴンドールの王イシルドゥアの末裔で、フロドたちの旅に同行する剣の達人アラゴルンの若き日が描かれるのではないかとも言われている。

『GOT』は原作がそれほど知られていなかったこともあり映像版で大成功を収めたが、果たして既に映画シリーズとして大ヒットをしている『ロード・オブ・ザ・リング』のドラマ化は、コグマンを迎えても同じように成功することができるだろうか。続報が入り次第、お伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:

映画版『ロード・オブ・ザ・リング』より、オーランド・ブルーム
©GIG/FAMOUS