28日、フジテレビ「THE NEWS α」では、プロ野球選手100人が選んだ「プロ野球100分の1」を放送。第3回となった今回は走塁部門のベスト3を発表した。

第3位 京田陽太(中日):10票
新人王を獲得した中日のルーキーが10票で3位にランクイン。今季放った149本の安打のうち、実に39本が内野安打だった京田。そのスピードにはプロの先輩達も脱帽した。チームメイトの福田永将が「いつの間にか2塁に行ってるし、いつの間にか3塁に行ってる」と言えば、ヤクルト・石山泰稚も「バッターじゃなくてランナーの方が気になる」と苦笑い。DeNAの梶谷隆幸は「あいつ何かしでかすでしょ。ちょこちょこちょこちょこ。嫌だもん、守ってて」と話した。

第2位 田中広輔(広島):11票
今季35盗塁で盗塁王を獲得した田中が11票で2位。1点差以内の厳しい場面で22盗塁を決めており、ヤクルト・石川雅規は「足を警戒された中で走ってきます」と、DeNA・山崎康晃も「出したくはないし、ヒットも打たせたくない。できれば対戦したくない」とまで言い切った。また球界を代表する投手の一人、巨人・菅野智之も「次の塁に行く勇気を持っているというか、失敗を恐れてないというか。広島の田中広輔はすごい」と絶賛した。

第1位 西川遥輝(日本ハム):30票
日本ハム・西川が2位に19票差をつけ、同企画で連覇を達成した。オリックス・山岡泰輔が「ファーストにいると盗塁、2塁に行くと1本で帰られる。3塁だとゴロの瞬間に1点取られる」と振り返ると、ロッテ・鈴木大地は「内野手泣かせの最悪な選手」と評した。

また、オリックス・金子千尋は、9月14日の日本ハム対ロッテ戦における角中勝也のランニングホームランをあげ、「あれ、西川遥輝だからこそのランニングホームランだった」と持論を展開。西川が落球したことでランニングホームランを許してしまったが、角中が左中間へ打ったボールに彼が追いついてしまったからこその結果だったという。

番組のカメラにコメントした西川も「僕がセンター守ってる以上、期待されるのはそういうところ。誰も追いつけない球を追いつけたり。あとは球際っていうところでボールを離さないように」と言いながらも、ランニングホームランについては「今年一番の衝撃」と語った。