やはり15歳にはプレッシャーだった!? 久保が記録更新に「相当楽になった」

[J３リーグ５節]C大阪U-23 ０-１ FC東京U-23／４月15日／ヤンマー長居

　ハイライトは38分のシーン。FC東京U-23の久保建英がペナルティエリア内でボールを持つと、３人のDFに囲まれながらも単独でドリブル突破。そのまま左足を振り抜き、GKの頭上をぶち抜く豪快なシュートをゴールに叩き込んだ。

【動画】久保建英がスーパーゴールを突き刺す！J最年少得点記録弾は度肝を抜く一撃

　これがFC東京U-23の決勝点となるとともに、これまで森本貴幸が持っていた15歳11か月28日のJリーグ最年少得点記録を塗り替える、15歳10か月11日でのゴールとなった。

　試合後にフラッシュインタビューを受けた久保は、初ゴールの感想を問われ、「何度も先発で使ってもらっていたが、目に見える結果を残せないでいた。結果を残せたことで相当楽になった」と、注目されていた記録更新に重圧を感じていたことを窺わせた。

　そして久保は、その重圧から解き放たれかのようにゴール後も奔放なプレーを見せた。前半終了間際には、再び自ら持ち込んでエリア外から惜しいミドルを放つ。後半立ち上がりにも、右足でグラウンダーの鋭いシュートを放ったが、GK圍の好セーブに遭い得点には至らず。

　結局、ゴールは１得点に止まり、85分に小林幹との交代で久保はピッチを後にしたが、記録はもとより衝撃的な“ゴラッソ”で大きなインパクトを残した。

　試合は、久保のゴールを守り切ったFC東京U-23が１-０でC大阪U-23を下し、今季２勝目を挙げている。