米10歳少年が親の車を運転 時速100km超で17km走行(出典:http://abc13.com)

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16歳から車を運転できるというのに、アメリカでは中学生や小学生が親の車を運転して捕まるという事件が増える一方である。このたびの例はオハイオ州から報告されたが、そのスピードと走行距離に大人たちは目を丸くしている。

オハイオ州セネカ郡のフォストリアという町で今月22日朝7時頃、10歳の少年が運転する車が州道199号線でセミトレーラーに追突する事故を起こしたことを『abc13.com』が伝えた。車は少年の親が所有するもので、最高時速は112km、走行距離は計17kmと大人顔負けのドライブであった。フォストリア警察のキース・ロレノ署長は記者会見で以下のように話している。

「サークルK(ガソリンスタンド)近くでヘッドライトを点けず、ブレーキを多用して走る車を発見した警察官が、その車に停まるように促しましたが、車は無視して猛スピードで走り去りました。警察官は追跡を続けましたが、その車は縁石にぶつかり、その後レストランの駐車場に停まりました。そこで少年が車から出てきたのです。少年は調べに対し、『サークルKでソーダを買うために自宅から17キロ運転した』と語っています。少年はハンドル操作を誤って縁石にぶつかりやっと停止しましたが、そうでなければトレーラーにあわや正面衝突するところだったのです。」

また、ロレノ署長は「この少年の行為については、アメリカの全ての親に重く受け止めていただきたい。幼い子がタバコやライターが気になってしまうように、車の運転に対する子供たちの興味は相当なものだと考えるべきです」とも語っている。両親にお咎めはなく、少年についても警察の制止命令を無視し続けたことだけが罪に問われるようだが、郡少年裁判所および児童保護サービスはこの事件の調査をまだ続けるもようだ。

テキサス州では12歳の少年が飲酒運転の上、警察とのカーチェイスを繰り広げるという事件が起きており、ニューメキシコ州では13歳少年がやはり飲酒運転で捕まったが、酩酊した祖母が後部座席に乗っており、酒を勧めていたこの女も逮捕されている。またドイツでは「祖父母に会いたい」という12歳少年がアウトバーンを200kmも走り抜けてすべての人を仰天させたことがある。

出典:http://abc13.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)