手書きの絵がパンケーキアートになる! 夢のホットプレートがアメリカでついに発売

写真拡大 (全3枚)

休日の朝にパンケーキを焼くとき、手を加えてハート形にする。
そんなちょっとリッチなパンケーキアートをつくる朝食も、時には楽しみたいものだ。

プロの職人の中にはアニメキャラのパンケーキアートを焼ける人もいるそうだが、素人の自分には「無理」と、決めつけてはいなだろうか。

なんと、一般人でも簡単にパンケーキアートを書ける、「パンケーキプリンター」とも言えるホットプレート「PancakeBot」がアメリカで発売になったのだ。

これさえあれば、子供の似顔絵から動物まで、自分の好きな絵柄のパンケーキを焼くことができるのである。


自分で書いた絵をパンケーキアートにできるPancakeBot


PancakeBotの使い方は簡単だ。
まずは専用ソフト「PancakePainter」をパソコンにインストールして、そのソフトの画面に自由に絵を書く。そしてその絵をSDカードに保存する。

そしてSDカードをパソコンから抜いて、PancakeBotのSDカードスロットに装着する。あとはPancakeBotのフレームに付けられたタンクにパンケーキミックスを入れて、スイッチを押すだけだ。

PancakeBotのフレーム部分は上下左右に自由に動き、SDカードに保存した絵を再現するように、パンケーキミックスをホットプレート上に流してくれる。
建物のフレームの絵のように、細かく細いラインもしっかりと表現してくれる。
また色の濃い部分は焼き時間を長めにすることで表現される。

ある程度簡単な形のパンケーキなら、慣れた人ならPancakeBotを使わなくても焼き上げることはできるだろう。
しかしPancakeBotを使えば、同じ形のパンケーキを10枚、20枚と何枚でも焼くことができるのだ。

つまり、イベントなどで多くの子供たちに同じ絵柄のパンケーキを配ったり、あるいは企業が自社ロゴのパンケーキを焼いて配ったり、なんて用途にも使えるのである。


プリンターのようにパンケーキアートを描いて焼き上げることができる


パンケーキアートの図柄はいくつか公開されているので、それをネットからダウンロードして利用することができる。
自分で楽しい図柄を作ったら、それをアップロードして世界中のPancakeBotユーザーに公開することも可能だ。

現時点では、PancakePainterソフトはパソコン用のみだが、手軽に使えるように、ぜひともiPhone用も用意してほしいものだ。
そして自分で書いた絵は、Wi-FiなどでPancakeBotに転送できるようなれば、利用者はもっと増えるだろう。

PancakeBotはクラウドファウンディングサービスで資金調達に成功し、アメリカではアマゾンでも販売されている。価格は295ドル。3万円ちょっとと、手軽に買える値段だ。

ぜひ日本でも販売してほしい製品だろう。


山根康宏