マーリンズ・イチロー【写真:田口有史】

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通算51度目の4安打放ったイチローにマ軍監督「衰えの兆候を示さない」

 マーリンズイチロー外野手(41)が18日(日本時間19日)の敵地ブルワーズ戦で5打数4安打2得点1盗塁と9-6の勝利に貢献した。ヤンキース時代の2013年7月18日のレイズ戦以来、メジャー通算51度目という1試合4安打となったレジェンドをチームメートも称賛している。地元紙「マイアミ・ヘラルド」が報じている。

 イチローはこの日、初回1死走者なしでショートへの内野安打で出塁すると、3回にセンター前ヒット、5回にショートへの内野安打、7回に左中間を破る二塁打を放った。

 記事では「イチロー・スズキは2年ぶりとなる1試合4ヒットを堪能した。マーリンズは9得点を2アウトから記録した。コンリーが勝利投手の権利を手にするまで粘れなくても関係がなかった」と活躍を伝え、本人のコメントも紹介。「4安打はいつも特別。4月1日だって、10月3日だって」と振り返った41歳について、ダン・ジェニングス監督も「この男が殿堂入りする選手である所以だ。衰えの兆候を示さないんだ」と称賛している。

8月好調で打率.353、ゴードン「彼のプレーを見るのが大好きなんだ」

 またイチローは5回に二盗に成功しており、今季10盗塁目をマーク。メジャー15年連続、オリックス時代からは22年連続となる2桁盗塁に到達した。

 ここまで現役最多の497盗塁を積み重ねており、記事では通算500盗塁にあと「3」と迫っているデータを紹介。チームはこの日13安打を放ち、そのうち4安打が背番号「51」によるものだったことも伝えている。

 この日4打数2安打1打点1盗塁と活躍したリードオフマンのゴードンもそんなベテランを絶賛しており、「彼は本当にすごい。彼のプレーを見るのが大好きなんだ」とのコメントを残している。

 2年ぶりの4安打をマークしたイチローは打率.260に上昇。8月は15試合で51打数18安打、打率.353と調子を上げている。