日本ハム・大谷翔平【写真:編集部】

写真拡大

大谷翔平をほどなく知ることになるだろう―米メディアが特集

 日本ハムの大谷翔平が米メディアに「次なる偉大な選手」と絶賛されている。米テレビ局「CBSスポーツ」が「二刀流選手、ショーヘイ・オータニに出会う。日本の次なる偉大な選手」と特集している。

 昨年の日米野球で侍ジャパンの一員としてメジャー選抜と対戦している大谷はすでに米メディアで取り上げられる機会が増えているが、特集ではまず「まだこの名前を知らないかもしれない人も、ほどなく知ることになるだろう。Shohei Ohtani。時にOtaniと記されることもあるが、彼のユニフォームにはOhtaniとされているので、そこから始めることにしよう」と言及し、「オタニ」ではなく、「オータニ」と発音すべしという基本的な情報を紹介している。

 続いて、二刀流である大谷のデータも掲載。昨季の打率.274、出塁率.338、長打率.505、10本塁打という打撃成績と、今季の打率.175、3本塁打という数字に触れつつ、「投手大谷」に高い評価を下している。

「オータニはマウンド上で最高の仕事を続けている。今季10試合で先発。70回2/3を投げ、8勝1敗で防御率は1・66。88三振で20四球。彼のスライダーを見れば、このストライクの数々がどこからやってきたのか分かるだろう。チェックしてほしい」

米スカウトは「彼の遠い将来はマウンド上にあると同意」

 記事ではそう称賛し、パ・リーグTV公式ツイッターの「F大谷のエグすぎるスライダー」のまとめ動画も紹介。

 実際には、大谷は24日のロッテ戦で今季11試合目の先発のマウンドに上がり、2度目の完封勝利でハーラートップの9勝目をマーク、防御率も1・47まで向上しているが、それ以前の成績でも高く評価されている。

 また特集では、大谷が最速100マイル(160キロ)超えのストレートとカーブ、スプリットの使い手であることも伝えた上で、「彼は単なる素晴らしいスライダーだけではない。彼の遠い将来はマウンド上にあると、多くのスカウトは同意している。いずれにしても、彼は日本からやってくる次なる偉大な選手だ」と指摘。メジャーのスカウト陣はピッチャーとして高く評価しているとし、ポスティングでメジャーに挑戦するのは3、4年後と伝えている。

 二刀流の大谷は先日、ESPNで「日本のベーブルース」と紹介されたばかり。プロ3年目で力投を続ける20歳の若武者はアメリカの野球ファンからすでに大きな注目を浴び始めている。