auのガラケーユーザーはスマホ型ガラケー「ガラホ」にすると良い3つの理由

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ガラケー(フィーチャーホン)と呼ばれる従来型携帯電話は、スマホが普及するまで、国内では一世を風靡(ふうび)した製品だ。あまり意識されてないが、1600万画素カメラや、防水防塵、高速赤外線通信など、現在の高性能スマホに搭載されている機能もスマホに先駆けて搭載されていた。

現在は、こうした高性能なガラケーは風前の灯火といった状態に陥りつつある。
スマホの急速な普及と、ガラケーユーザーの買い替えサイクルの長期化が理由だ。
新機種が発売されると買いかえるユーザーが、ガラケーからスマホに移行しているや、ミドルスペック機種がわずかに新規発売されるだけとなったことで、買い替え市場が停滞している。

しかしながら、ここにきてガラケーは、新しい進化を迎えようとしているのだ。

●きっかけは今年の春モデル「ガラホ」の登場
進化のきっかけとなったのは、今年1月にauが発表したシャープ製「AQUOS K SHF31」の登場である。
スマホ向けAndroid OSを搭載しつつも、折りたたみの形状や、機能や使い勝手はガラケーのままとなっているのが最大の特徴である。

過去にも、折りたたみタイプの一見ガラケー風スマホも登場していたが、今回発表されたのは、Androidを搭載したれっきとした「ガラケー」である。こうしたモデルは、ガラケーとスマホの中間の意味で「ガラホ」というネーミングも使われている。

さらにNTTドコモも、2015年夏モデルとして富士通製「ARROWS ケータイ F-05G」とシャープ製「AQUOS ケータイ SH-06G」の2モデルを発表した。
これらも特に明言されていないがAndroid搭載のガラケーで、いわゆる「ガラホ」だが、こちらはガラケーの延長と大差ない。
注目したいのは、au向けガラホ
KDDIはau向け新モデルとして「AQUOS K SHF32」を7月中旬以降発売すると発表した。

実は、現在auでガラケーを使い続けている人にとっては、このガラホに移行すると大きなメリットがある。

●ガラケーユーザーが「ガラホ」にする3つのメリット
現在、ガラケーを使っている、これからもガラケーを使い続けたい人は「ガラホ」に移行するべきなのだ。

1・LTEが使える
今までのガラケーは、3G通信のみの利用だった。しかしながら、auガラホは前モデルと今回の新モデルともにLTEに対応しており、高速通信が可能だ。
したがって、テザリングするときも高速通信のため、パソコンやタブレットをストレス無く使えそうだ。
さらに、新モデルとなる「AQUOS K SHF32」ではガラホ初の「VoLTE(ボルテ)」に対応しており、高品質な通話が可能となっている。

2・PCサイトが見やすい
見た目はガラケーだが、中身はスマホなガラホは、パソコンサイトとの相性も良い。
従来のガラケーであった「パソコンサイトのレイアウトが崩れてしまい見難い」が解決されるだろう。
最近はケータイサイトよりも、スマホ向け、パソコン向けサイトのほうが情報も多く見やすいため、ケータイをちょっと開いて情報収集には「ガラホ」のほうが便利である。

3・多彩なアプリが魅力
スマホOSをベースとしたauの「ガラホ」は、auスマートパスに加入することで約100タイトルのアプリを入れられる。
今までガラケーをメインに使っていた人でもガラホにし、対応アプリを入れることで機能拡張が容易に可能なのだ。

他にも、片手操作しやすく、電車の中など両手操作が難しい場所でもLINEなどのSNSが使いやすいといったメリットもある。

さらに注目したいのは、料金プランだ。
今回合わせて発表されたガラホ向け新プランは、ガラケーと同水準の料金プランとなっている。
つまり、ガラケーからガラホに変更しても、月々の料金が高額になりにくい設定と言える。

今後はガラケーがスマホOS搭載の「ガラホ」になっていくと思われ、しばらくすると「ガラケー=ガラホ」となる日も遠くないはずだ。

AQUOS K|au
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布施 繁樹