6月4日に行われた韓国の統一地方選挙は、セウォル号沈没事故への対応を巡って激しい政府批判が起こっていたため与党の惨敗が予想されていたが、ふたを開けてみるとかなり善戦したと言える。しかし、まだ安心とはいえないだろう。この事故の対応については、初動の遅れや情報の錯綜など、政府の不手際を責める声は根強く、いまだ風化を許さない。この執拗さと苛烈さは、日本人が持ち合わせていないものだ。だとしたら、これら