大手食品卸が低温で流通する日本酒に力を入れている。冷凍機能を生かした希少性や小容量の利便性を訴求しながら新たな需要を掘り起こし、低迷する市場の活性化を図る。さらに、独自の商材で競合との差別化につなげる狙いもある。伊藤忠食品は液体凍結による、「凍眠凍結酒」の販売を本格化。同社は5年前から「凍眠市場」ブランドで生鮮食材を使ったギフトを中心に冷凍品を展開しており、初年度の1千セットから今年度は1万5千セット