北朝鮮の名湯として知られる鏡城(キョンソン)温泉は、もともと「朱乙(チュウル)温泉」の名前で知られていた。朝鮮王朝時代から言い伝えられる名湯だが、日本の植民地時代に温泉地として開発が進んだ。日本人が日本風の温泉旅館を営む一方で、ポーランド系ロシア人で、ウラジオストクの大商人だったヤンコフスキー氏の一家は、ロシア革命の混乱を避けて1928年に朱乙に移住し、リゾート施設を建設した。ちなみに、ウラジオストク