サンフレッチェ広島にとって、天皇杯は鬼門の大会である。前身の東洋工業時代には3度優勝を果たしているものの、サンフレッチェ広島に変わってからは一度も手にしたことのないタイトルだ。決勝の舞台に立ったのは昨季までで5回あるが、いずれも勝つことはできなかった(東洋工業時代も6回敗れている)。しかもすべてが完封負けと、ひとつのゴールも奪えていない。印象的なのは、名古屋グランパスエイトと対戦した1999年大