石川県金沢市の特別名勝・兼六園は、江戸時代の代表的な林泉回遊式大名庭園の特徴をそのまま今に残す文化財指定庭園。岡山の後楽園、水戸の偕楽園と並んで、日本三名園のひとつとして有名です。園内中央あたりにある霞が池は、天保8年(1873年)に掘り広げられた池で、広さは5800平方メートル。池の中にある島は蓬莱島といい、不老長寿を表しているのだとか。その池のほとりにあるのが、兼六園の中で最も枝ぶりが見事であると言わ