かつて静岡県静岡市が、「日本の中心」だった時期がありました。それは、17世紀初頭のわずか15年ほどの間のこと。関ヶ原の合戦で勝利を収めた徳川家康が、駿府城を拠点に今後の日本の方針を固めていた、僅かの間でした。そしてその15年間の間、駿府城で練られた江戸幕府の基本政策は、その後2世紀半に及ぶ盤石な体制の基礎になりました。また、江戸幕府の外交姿勢も駿府大御所時代に決定づけられています。そう、静岡市はまさに、