写真提供:マイナビニュース

写真拡大

パナソニックは6月20日、ホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)におけるエネルギーと温湿度情報の一元管理を行うための「温湿度センサー」として屋内用「MKN7511W」と屋外用「MKN7512F」を発表した。発売は6月21日で、希望小売価格はMKN7511Wが11,800円、MKN7512Fが13,800円となっている(いずれも税別)。

リビング、寝室、洗面、廊下などセンサーを設置した屋内の各所や、屋外の温度、湿度を計測し、専用モニターやスマートフォンなどでそれらの情報を確認できるようにするセンサー。同社では、HEMSによるエネルギーの見える化に加えて、将来的には温湿度情報に応じて空調機器などと連携させるシステムを目指すという。

温湿度センサーは最大で10台の取り付けが可能。屋外用は、鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がないIPX3相当の防水性能を備えており、屋内用ともに電源の配線が不要な電池式となっている。また、スマートHEMSで通信の中心を担う「AiSEG(アイセグ)」とは920MHz帯の特定小電力無線を使用。電子レンジやコードレス電話機など家庭で多く使用されている他機器からの電波の影響を受けにくくなっている。

温湿度の計測周期は屋内用が10分に1回、屋外用が15分に1回、電波の到達距離は水平見通し距離で約100m(障害物のない場所で)となっている。電源は専用リチウム電池「MKN7511W2520」(製品に1個付属)で、電池寿命は約5年(使用環境により異なる)。本体サイズはW84×D32×H84mm、質量は約130g(電池含む)となっている。