ラトック、最大4台のHDMI機器を高速切替できるHDMIセレクター
ラトックシステムは19日、4台までのHDMI搭載機器の映像や音声を切り替えられる「高速切替4入力1出力HDMIセレクター REX-HDSW41」を発表した。標準価格は8,400円(税別)で、6月下旬に発売する。
HDMI機器の切り替え時には、HDCP認証に起因する遅延が生じるが、REX-HDSW41では「InstaPorts S」に対応したSiliconimage社製のチップを採用することにより、認証処理をバックグラウンドで行い、切り替え速度の向上を実現した。
また、メインで接続中のHDMI機器とは違うHDMI機器の映像をピクチャーインピクチャーで表示したり、入力切替時に他のHDMI機器の映像を並べてプレビューする機能などを備えている。
手動切り替え方式を採用したことも特徴の一つだ。一般的なHDMIセレクターでは、例えばゲームプレイ中にレコーダーが録画を開始するなど、新たに動作を始めた機器に、入力ソースを自動的に切り替えてしまうことがあるが、手動切り替えのREX-HDSW41では、こうしたトラブルが生じることはない。
対応ディスプレイはHDMI入力端子を搭載したテレビやパソコン用ディスプレイ(3D対応、HDCP機器対応)。対応機器はHDMI出力端子を搭載した映像機器、家庭用ゲーム機、パソコン。対応解像度は、1,920×1,080p(60Hz、50Hz、24Hz)、1,920×1,080i(60Hz、50Hz)、1,280×720p(60Hz、50Hz)、720x480p(60Hz、50Hz)、640×480p(60Hz)。入力用コネクタは、HDMIタイプA×4(うち1ポートはMHL2.0に対応)、出力用コネクタはHDMIタイプA×1。HDCP1.3準拠。外形寸法はW145×D72×H25mm(突起部含まず)、重量は約155g(本体のみ)。送信距離5mの専用リモコンが付属する。
(プラスワン・クリエイティブ)