クロックス、ブラックストーンから出資 CEO退任へ

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 米・クロックス社が、世界有数の投資アドバイザリー企業ブラックストーン・グループから2億ドルの出資を受ける。取締役にブラックストーン・グループの人材2名が派遣される方針。現CEOのJohn McCarvelは4月末で退任が予定されている。

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 今回の合意により、ブラックストーン・グループはクロックス社の優先株式を取得し出資比率は13%になる見通し。クロックス社はブラックストーン・グループからの出資金などをもとに、約3.5億ドルで自社の発行済み株式30%(12月29日時点)を買い戻す。3年内にクロックス社が条件に達せば、優先株式は一株あたり14.50ドルで普通株式に移行させることもできる。

 退任を発表したJohn McCarvelは「crocs」のパイオニア的存在として約10年間携わり、2010年から同職に就任。現在「crocs」は世界90カ国以上に展開しており、日本国内ではクロックス・ジャパンが直営店・直営アウトレット店合わせて約50店舗出店しているが、2007年8月にオープンした国内初の直営路面店「crocs 青山店」は11月末で閉店している。