◆第6試合ミドル級/5分3R ピート・セル vs ネイト・クォーリー

TUFシーズン1で名をあげ、05年11月には当時のミドル級王者リッチ・フランクリンにも挑戦しているクォーリーが、1年10ヵ月ぶりに試合復帰。この間、背中の手術に踏み切り35歳の現役続行を選択している。セルには記念すべきUFN(ファイトナイトの前身の呼び方)の第一回大会で対戦し、わずか42秒でTKO勝ちをしている。

しかし、序盤から一進一退のパンチ合戦を続けるうちに、拳を顔面に受けるたびに動きが止まってしまうクォーリー。2Rにはセルのパンチで、腰を落とすシーンも見られたが、直後に連打で反撃。ともにスタミナをロスし、手数が少なくなったところで、このラウンドが終了した。

最終3R、手が合うと表現すれば良いのか、両者の殴り合いは、果てしなく続き、両者鼻血を流しながら、拳を振るい続ける。そんな中、振りぬいたクォーリーの右ストレートがセルにヒット。腰から後方に崩れ落ちたセルに対し、「立てるか」というジェスチャーを見せたクォーリー。ダメージがあり、反応できないセルがパウンドを受けると、ここでレフェリーが試合をストップ。最後のパウンドを見るまでもなく、レフェリーは試合をストップすべきだった。

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