試合後、時折笑顔を見せ試合を振り返るKID

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K-1 WORLD MAX 2004、第7試合では、今大会唯一の総合格闘技ルール(ROMANEXルール)での試合が行われ、山本“KID”徳郁(日本/PUREBRED TOKYO)が、ジャダンバ・ナラントンガラグ(モンゴル/モンゴリアンレスリング連合)を115秒でKO。圧倒的な強さを見せつけた。

1Rからパンチで威嚇し、矢の様なタックルでテイクダウンを奪うと、スムーズにマウントポジションへ移行。一旦は、ナラントンガラグのナチュラルパワーにマウントを返される場面もあったが、スタンドに戻ると、ナラントンガラグの右ハイキックをかわし、右ストレート一閃。
仰け反る様に後ろに倒れるナラントンガラグに対し、レフェリー静止を振り切り、上からパンチを振り下ろす。その強さに、会場からは割れんばかりの大歓声が沸き起こる。

試合後、マイクを持ったKIDは、「年末、日本のみんなアレでしょ?」と口火を切り、12月31日大晦日のビックイベント『Dynamite!!』への参戦を表明。対戦相手には、放送席で解説を務める、魔裟斗を指名した。
試合後のコメントでは「いくらでかくてもアゴは一緒」と試合を振り返るも、記者の質問は、早くも大晦日の『Dynamite!!』へ集中。魔裟斗に対しては「総合ルールではやってくれないと思うので、K-1ルールでしょう」とコメント。
最後は「中量級の総合を盛り上げないとね」と、日本中量級エースとしての使命感を覗かせた。