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8月から使えなくなる「紙の保険証」マイナ保険証は登録済? 

「紙の保険証」が今月=7月31日で終了します。

【画像を見る】「マイナ保険証」どれくらいの人が登録している?

8月からは、初診の際などに「マイナ保険証」か「資格確認書」がなければ保険診療が受けられず「医療費全額(10割)負担」となる恐れがあります。

しかし、4人に1人は「マイナ保険証」未登録だというデータも。医師は「特に初診の方は注意」と移行を勧めていますが、実は救済措置もあります。

8月から保険証はどう変わるのか?批判もあった「マイナンバーカード」の現在地は?

日本政策総研・若生幸也氏への取材を元に、MBS山中真解説委員がお伝えします。

マイナ保険証にしないと…8月から10割負担に?

去年12 月に有効期限が終了した「紙の保険証」。7月31日に移行措置が終了し、8月から原則として「マイナ保険証」のみ保険適用となります。

しかし約25%の人は「マイナ保険証」を持っていないという状況です。

▼「マイナンバーカード」の保有率 
 ⇒83.4%(2026年6月末・総務省)
▼「マイナ保険証」の利用登録割合
 ⇒75.8%(2026年4月末・厚労省)

マイナ保険証」にしないと10割負担になってしまうのでしょうか…?

救済措置アリ!「資格確認書」があれば保険適用に

実は救済措置があります。「資格確認書」を持っていけば、従来の保険証(紙・カード)と同じように使えるのです。

「資格確認書」は(1)マイナ保険証を持っていない人(2)75歳以上の人(8月1日からは85歳以上)全員に送付されています。

では「資格確認書」と「紙の保険証」は何が違うのでしょうか…?

「国民皆保険なのに…」政治的配慮から作られた“暫定措置”

実はこの2つは同じです。

日本政策総研・若生幸也氏によると、当初は「マイナ保険証」へ一本化・義務化しようという声もあり、「紙の保険証」の廃止が決定されました。

しかし、その後「国民皆保険なのに…」などの批判も相次ぎ、政治的配慮から暫定措置として「資格確認書」が作られたのです。

国民からの批判もあった「マイナンバーカード」。そもそも、なぜ国は普及させたいのでしょうか。

「救急搬送時に…」マイナンバーカード普及のメリットは?

「マイナンバーカード」が普及すると、様々なメリットがあると若生氏は指摘。

行政の効率化&正確化・人為的ミスの削減・データ分析などが実現でき、より良い行政サービスが提供できると言います。

例えば、救急搬送時に「マイナ保険証」を活用することで、救急隊員が医療情報を確認してより適切な処置が可能になるかもしれません。

「マスクでも顔認証が通る」セキュリティ面は大丈夫なのか?

一方で、効率化のために必須なのが“オンライン化”。その際、一番の課題は「本人確認」ですが、ICチップを利用しているマイナンバーカードはセキュリティ面にも優れているとされています。

暗証番号・生体認証(指紋等)などで情報を読み出し、偽造・複製が原則できないため、本人確認の精度が高いということです。

しかし、実際に使っていて不安を感じる人もいるようです。

(ジャーナリスト・立岩陽一郎氏)
「私はマイナンバーカードを使っていますが、本当に安全なのか分からない部分がある」
「マスクをしたままでも顔認証が通ってしまう。これは本当に機能しているのか…」
「保険証と(マイナンバーカードを)一緒にすることが安全なのか分からない」

マイナンバーカードは一石二鳥?

「保険証だけでなく免許証としても使える」
「パスポート申請・住民票取得が簡単に出来る」
「国家資格などもカードに集約する構想も」

このように利便性が高まれば「マイナンバーカード」の利用が広がり、その結果、行政の効率化が進み“一石二鳥”となりそうですが…

「紛失リスク」「データ保管場所」課題は?

一方で課題も残っています。現在はほぼ解消されていますが、“他人との紐づけ”など初期にはミスが相次ぎました。

また、紛失のリスクもあり、個人情報を持ち歩くことに抵抗を感じる人もいるようです(若生氏)。

さらに、システム障害・サイバー攻撃のリスクを考慮すると「データの保管場所」は分散すべきとの意見もあるほか、介護施設がマイナ保険証を預かるのを嫌がるというケースもあると言います。

マイナ保険証の登録率が低いのは「75歳以上」「未成年」

マイナ保険証」を登録していない人が多いのは、デジタルに苦手意識のある「75歳以上」。

また、小さな子どもは「マイナ保険証」なしで医療サービスを受けられる自治体があるため、「未成年」の登録率は約半数にとどまっています。

マイナンバーカードを持っている人は、医療機関のカードリーダー・マイナポータル・セブン銀行ATMから「マイナ保険証」の登録が可能です。

8月まで残り1週間。「マイナ保険証」への移行を検討してみてはいかがでしょうか。


(2026年7月23日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内『山中プレゼン』より)