「ミヤネ屋」を卒業する宮根誠司

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 9月末をもって20年の歴史に幕を下ろす「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ・読売テレビ制作)の後継は、報道・情報番組「ニュースto(にゅーすと=仮題)」になるという。MCはSUPER EIGHTの村上信五(44)が金曜、読売テレビの黒木千晶アナウンサー(32)が月曜から木曜を担当するというから、彼女こそ番組の顔というわけだ。ところで、黒木アナってどんな人?

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 民放プロデューサーは言う。

「関東では初めて名前を聞く人も多いと思いますが、黒木アナは日本でいちばん仕切りが上手いアナウンサーですよ」

 現在のレギュラー出演は「そこまで言って委員会NP」(日曜13:30〜15:00)のみで、関東地区では放送されていない。

「ミヤネ屋」を卒業する宮根誠司

「今は亡きやしきたかじんさんがMC(委員長)を務めた『たかじんのそこまで言って委員会』の後継番組と言ったほうがわかりやすいかもしれません。こちらも関東では放送されていませんでしたが、日曜午後の放送にもかかわらず人気の高さは有名で、たかじんさんが亡くなった際には番組のVTRも流れましたからね」

 2014年にたかじんが亡くなり、サブMC(副委員長)を務めていた元読売テレビの辛坊治郎アナがメインMCとなったが、21年にヨットで太平洋横断するため番組を降板。それを引き継いだのが黒木アナという。

「それ以前にもアシスタント(秘書)として番組に出演していましたが、メインMC(議長)に昇格した時はまだ27歳でした。それが竹田恒泰を筆頭に、田嶋陽子や舛添要一、山口真由、手嶋龍一といった日本トップクラスのうるさ型論客を澱むことなく仕切っていくのです。たかじんさんを失っても人気番組であり続けたのは彼女の力量と言っていいでしょう」

生粋の関東人

 現在「そこまで言って委員会」はTVerでも見ることができる。6月28日の放送で黒木アナは、橋下徹氏に対し「そんなこと言うと、また中国の代理人って言われますよ!」などとツッコんでいた。たかじんとはタイプは違うが猛獣使いであることは間違いない。

「この日は高市早苗首相の捏造動画問題、辺野古沖抗議船転覆事故といった旬ではあるもののセンシティブな話題を取り上げましたが、彼女はそれに臆することなくツッコんでいきます。TVerでもそのまま配信できるのは、彼女のバランス感覚と高いコンプライアンス意識の賜物でしょう」

 そして、関西ローカルの番組だが、意外なことに黒木アナは標準語なのである。

「彼女は横浜生まれの横浜育ち。青山学院大を卒業するまで実家暮らしだったそうです。青学といえば、田中みな実(元TBS)、江藤愛(TBS)、小室瑛莉子(フジテレビ)、井上清華(同)、小川彩花(元テレビ朝日)、滝川クリステル(元共同テレビ)ら各局のトップアナを輩出しています。ゼミでは歌舞伎を専攻し、演劇サークルに所属。端役ではあるものの市川海老蔵と共演したこともあるとか。日テレ学院、テレ朝アスクという2大アナウンススクールに通い、日テレイベントコンパニオンまで務めたことがあるそうです」

 アナウンサーを目指すきっかけは、その時につかんだようだ。彼女は入社後のインタビューでこう答えている。

全国区デビュー

《学生時代に日本テレビでアルバイトをしていて、上田まりえさん(現フリーアナ)のお話を聞く機会があり、「こんなに親近感のあるアナウンサーの方もいるんだ」と憧れたのが志望のきっかけ。それまでは演劇でプロを目指していました。どっしりとエラそうに見えるのか、女王様役とかが多かったですが(笑い)》(スポーツ報知:16年8月24日)

「日テレはもちろん在京キー局は片っ端から受験したのではないでしょうか。同期を見渡すと、中川安奈(元NHK)、滝菜月(日テレ)、堤礼実(フジ)、日比麻音子(TBS)、森川夕貴(テレ朝)らに阻まれ、準キー局である読売テレビに入社したのでしょう。しかし、そこで腐ることなく努力してきた。入社翌年から夕方の帯番組『かんさい情報ネットten.』のサブキャスターを週5で務め、21年からメインキャスターに昇格しました。22年には読売テレビの先輩社員と結婚したので大阪に骨を埋めるつもりなのでしょう」

 前出のインタビューでは、アナウンサーとしての夢も語っていた。

《現場から自分の言葉で伝えられるアナウンサーが理想。修行を積んでゆくゆくはニュースキャスターに…夢ですね。》(同前)

 メインキャスターの夢も叶ったが、今年3月に「かんさい情報ネット」を卒業した。

「おそらくその時には、宮根誠司の後釜に決まっていたのでしょうね。ともあれ、秋からはついに全国区デビューです。“ポストたかじん”の後は“ポスト宮根”として、親しみやすいキャラクターと顔立ちで人気者となっていくのでしょう。日テレの期待も大きく、視聴率三冠王の奪還を狙えると息巻く局員もいるようです」

デイリー新潮編集部