ウチはいくらまでかけられる?介護のお金を考えよう【介活のススメ】

【図で確認】覚えておこう!介護プロジェクトのメンバー相関図
介護においてお金に関する問題は避けて通れません。親がどのくらいの資産を持ち、毎月いくら公的年金を受給しているのか知っておかないと、実際に介護が始まってから子どもが頭を抱えることも…。この機会に、介護費用の基本について、ぜひ知っておきましょう!

教えてくれたのは…
▷介護・暮らしジャーナリスト 太田差惠子さん
https://www.ota-saeko.com/
■費用は親の預貯金で賄える範囲で考えて
親が元気なうちにシミュレーションを
「生命保険文化センターの調査結果(2024年度)では、1カ月にかかる費用の平均が在宅で5万3000円、施設で13万8000円ですが、これは参考程度に。大切なのは“いくらかかるか”ではなく、“いくらまでかけられるか”。親の収入や資産で賄える範囲で検討して」(太田さん)
親が元気なうちに、総額でどのくらいの蓄えがあるかを把握しておけると、予算が立てやすくなります。公的年金の受給額が分かると、1年間に使えるお金のシミュレーションもできます。
【例えば80歳の親が105歳まで生きると想定】
貯蓄2000万円 / 年金月額20万円 / 予備費20万円の場合

2000万円(貯蓄)÷(105-80(歳))+240万円(1年間の年金額)−20万円(1年分の予備費)=300万円(1年間に使えるお金)
300万円÷12=25万円→1ヶ月に使えるお金。
ここからさらに生活費や交際費などを差し引いたものが介護に使えるお金
* * *
親と老後について話すとき、いちばん話題にしづらいのが「お金」です。でも、いちばん大事なのもお金の話であり、老後のプランは予算次第、というのが多くの介護経験者が語ることでもあります。深刻になりすぎず、まずは軽いトーンで話題にできるといいですね。
イラスト/郄胗浩太郎
文=高梨奈々

