レアル・マドリーのスポーツ・ディレクター、ミヤトビッチが金曜日(5日)、FWロナウドの現在と将来について分析するため同選手と極秘の話し合いの場を持ったとスペイン紙‘アス’が報じている。内容が外部に漏れないよう報道陣はシャットアウトという徹底ぶりだったようだ。

同日11時30分、カペッロ監督が計画した自主トレのメニューを終えたロナウドは、そのままサンティアゴ・ベルナベウにあるミヤトビッチSDのオフィスを訪れ、約1時間半に渡って話し合いが行われた。

アウェイでのデポルティーボ戦2日前と、通常ならば試合に向けて集中すべき時にあえて設定された異例の話し合い。ロナウドを盛り上げ、残りシーズンでの彼の活躍度合いを探ることが目的だったようだ。ミヤトビッチSDは、ロナウドがサブ扱いに満足していないことももちろん把握しているが、彼が持つ本来のポテンシャルを見せ、コンスタントに仕事をこなしてくれることを望んでいる。当然の要望である。

一方のロナウドは、理想的な体重、ハードなトレーニング、各試合でベストを尽くす、とカペッロ監督監督が要求している全てを実践しているものの、フットボールの選手として自分のポテンシャルに信頼を見せてくれないのが理解できない、と現状への不満をぶつけたようだ。

体重オーバーによりかつてのキレもなく、ケガがち、とカペッロ監督からの信頼が少ないのも仕方ないと言えるロナウドだが、ミヤトビッチSDは彼の気持ちが腐る前に先手を打とうとしたといったところだろうか。

とはいえ、現在のような状況が続くのなら、ロナウドのレアル・マドリーでの日々もカウントダウンに入ることになるだろう。それは、彼の中でもハッキリしている。