今月25日と26日にドイツのデュッセルドルフで行われるUEFA(欧州サッカー連盟)会長選挙。ヨーロッパサッカー界の頂点を巡る争いは、1990年から会長を務める現職のレナート・ヨハンソンとミシェル・プラティニの一騎打ちとなる。プラティニ陣営は、選手時代から築き上げてきた抜群の知名度と若さによる行動力をアピールしているが、16年もの長きに渡って君臨してきたヨハンソン政権を打ち崩すのは容易なことではない。ドイツサッカー協会のテオ・ツバンツィガー会長は、「現時点ではUEFAの安定性を保てるヨハンソンがリードしているはずだ」とコメントしている。ヨーロッパサッカー界をリードする主要諸国、とりわけ高待遇を約束されている“サッカー先進国”は、さほどの改革を求めておらず、プラティニが会長選に勝利するためには、東欧諸国の票をどれだけ取得できるかが焦点となる。果たして結果はどうなる?