マンチェスター・ユナイテッドのMFクリスティアーノ・ロナウドは、ポルトガルの『ア・ボラ』紙が選ぶ、同国の2006年度最優秀スポーツマン賞を受賞した。2位にはベンフィカのFWヌーノ・ゴメス、そして3位にはチェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督が選ばれた。同紙は、ロナウドを選出した理由として、「ポルトガルのサッカーを世界に広くアピールした功績」を挙げている。

 この賞についてロナウドは、「受賞できてとても嬉しい。2007年も今の調子を続けていきたい」と喜びを語った。

 また、マンUのレジェンドで、現在は首脳陣の一員としてクラブを支えるサー・ボビー・チャールトンは、「ロナウドの活躍には感銘を受けている。2007年には、世界最優秀選手に選ばれるだろう」と、稀代のウインガーに期待を寄せている。

 ドイツ・ワールドカップでは、準々決勝のイングランド戦で、FWウェイン・ルーニーを退場させるべく主審に激しくアピールしたとして、イングランドのメディアから猛烈なバッシングを受けたロナウド。一時はマンUからの移籍を考えるまでに追い込まれたが、シーズン開幕と同時に調子を上げ、現在では得点ランク2位となる12ゴールを記録する活躍ぶり。プレミアリーグやチャンピオンズ・リーグで華やかなプレーを披露して勝利に貢献し続ければ、ポルトガルだけでなく、世界を代表する選手として認められる日も近いだろう。