フランスのリーグ・アンに「エル・ムネコ」(人形)が帰ってきた。1メートル65センチという小柄な身体と童顔から、その愛称で呼ばれるマルセロ・ガジャルド(30)。

 フランス通信(AFP)の速報によると、ガジャルドは29日午前11時(パリ時間)過ぎに、ブエノスアイレス発のエールフランス機でパリのシャルル・ド・ゴール空港に到着。年明けの移籍市場解禁と同時にパリ・サンジェルマン(PSG)との契約書(2009年6月まで)にサインする見通しだ。

 ブエノスアイレスの空港で現地の報道陣に囲まれたガジャルドは、「とてもうれしい。大きなチャレンジだ。PSGのようなクラブが自分を最優先にしてくれたことは非常に光栄」と語った。

 フランスでは1999年から2003年までモナコでプレーし、その華麗なテクニックでファンを魅了した。当時のモナコにとって中盤のゲームメーカーとしてなくてはならない存在で、2000年にはチームのリーグ優勝に貢献した。モナコには4シーズン在籍し(102試合、18得点)、2003-2004年のシーズンから古巣のリバープレートに移籍していた。