元ポルトガル代表のペドロ・ミゲル・パウレタ(33)が27日、所属するパリ・サンジェルマン(PSG)で現役を全うする意向を明らかにした。「レキップ」紙などが報じている。

 現在、生まれ故郷のアソレス諸島(ポルトガル)で休暇を過ごしているパウレタは、「さまざまな理由でPSGに残ることを決めた。おそらくここで現役生活を終えることになる。ここ半年の自分があまりよくなかったのが(決定の)理由ではない。よく考えて決めたこと、後悔することはないだろう」と語った。

 先のW杯ドイツ大会までポルトガル代表として88試合に出場、47ゴールをあげて同代表の歴代最多得点記録をもつパウレタ。フィーゴ、ルイコスタらとともに1989年、1991年のFIFAワールドユース選手権で優勝した「黄金世代」の中心選手。過去3回の欧州選手権(ユーロ)でベスト8、ベスト4、準優勝へと躍進する原動力となった。

 フランスのリーグ・アンには2000年から参戦。ボルドーとPSGに在籍して7シーズン目に入り、現在まで221試合に出場、125ゴールを決めている。2001-2002年のシーズンと昨季はリーグ・アンの得点王。

 PSGとの契約は2008年6月まで。パウレタはこれまで、現役生活の最後を祖国のポルトガルで終えたい意向を繰り返し表明していた。引退後は故郷のアソレス諸島にサッカー学校を設立する計画を抱いている。