来シーズンからレアル・マドリーのデイビッド・ベッカム(31)がバルセロナでプレーする、という驚きのニュースが28日付けの‘SPORT’紙に掲載されている。

レアル・マドリーとの契約が来年6月で満了するベッカムだが、これまでのところレアル・マドリーのラモン・カルデロン会長が提示した契約延長のオファーを拒否しており、ベッカム自身レアル・マドリーを去ることを決めているという。1月1日からは自由移籍の身となり他のクラブとの交渉も解禁となるベッカムは、すでにバルセロナのジョアン・ラポルタ会長とも合意に達しており、これによりバルセロナはベッカムを‘移籍金なし’で獲得すると同紙は報じている。

その去就を巡ってメディアを賑わすベッカム。ビクトリア夫人たっての願いでニューヨークや日本に行くとの噂も上がっている中、地中海沿いの住宅街に新居を物色中とのこと。ベッカムに年棒600万ユーロ以上(約9億円)支払うことになるとはいえ、マーケティング効果を考えればそれは十分に補える額とも言える。その上、ベッカムのバルセロナ移籍でレアル・マドリーに精神的、経済的なダメージも与えることになる。

誰もが「えっ?」と驚いたに違いないこのニュースだが実はウソ。12月28日はスペインのエイプリルフールにあたる日で、 この日は新聞やTVなども真面目に、こぞって笑えるウソを流せる日となっており、バルセロナがベッカムを獲得するという話も事実無根であるというのが真相だ。

エイプリルフールのネタにもなるベッカムの去就。ベッカムがレアル・マドリーと契約を延長するか否か、回答期限もあと3日、12月31日までとなっている。ベッカムが下す最終決断はいかに?その決断に注目が集まる。

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