インテルMFルイス・フィーゴ(34)の周辺が騒がしくなってきた。出場機会に恵まれず、マンチーニ監督との確執説が浮上した直後の27日、サウジアラビアのアル・イッティハード移籍報道が大々的に流れた。

アル・イッティハード会長マンスール・アル・バラウィは「交渉は全て順調に進んでいる。1月5日には我々の(ユニフォーム)カラーを身に纏う事になる」と発言、物議を醸している。突然の移籍報道にインテル会長マッシモ・モラッティはサイト上で「契約延長に持ち込む努力をしている。なんとしてでもフィーゴを説得してみせる」と応酬した。

また、現地では数日前から“ベッカム獲得説”が根強く流れており、その事がフィーゴ移籍説を加速させている。モラッティ会長は「ベッカムとレアルの契約(地盤)は固い。ベッカムがインテルに来る事はないし、ましてや(交渉が)始まってもいない。あのポジション(右MF)はフィーゴの方がベッカムより優れており、ベッカムを獲得する必要性がない」と一蹴、フィーゴ引止め工作に動いた。

冬季移籍市場を目前にして浮上した“フィーゴ移籍報道”。開幕前から「タイトル獲得と契約延長」を目標に掲げるフィーゴ、事態の収束には時間がかかりそうだ。